日本では親が持っているお金がいくらあるのかとか
介護にかかる費用は誰が出すのかって口にしたり、家族と直接話すことってあまり無いと思いませんか?
でも、本当はちゃんと家族で話し合いモヤモヤした気持ちで日々過ごさないほうがお互いに気持がいいと思いませんか?
しっかりと話し合いをしていないと、突然親の銀行口座が凍結されて介護にかかる費用が大変なことになりかねません。
どんな時に口座が凍結してしまうのか
- 名義人本人が死亡した場合
- 名義人が認知症であると認められた場合
- 財務整理の対象になる場合
- 口座が不正取引に利用された場合
銀行口座が凍結してしまうのは、主に4つの理由があります。
親の介護が必要な場合、一番困るのが【名義人が認知症であると認められた場合】です。
親の介護費用は親のお金でまかなうもの
親の介護費用は誰が負担するものなのでしょう。
介護を受ける本人が負担するのです。つまり、親本人が負担するのです。
そのために、若い頃から年金や介護保険料を給与の中から天引きされていたのです。
もちろん、介護費用の他に生活費もかかり、年金だけでは足りないこともあるでしょう。
だからわたしも親との同居を始めるのです。
生活費は援助しようと思っていますが、介護にかかる費用は自分で出してもらうように話しをしています。
預金口座が凍結してしまうと介護費用はどうなるのか
介護にかかる費用をその都度振込していたり
年金が入る口座とは分けて引き落としをしていると、親の口座が凍結してしまうと急にお金のやり取りが一切できなくなってしまいます。
すると、手をつけられない年金の口座はどんどん預金が増えていくのに
介護にかかる費用は口座から取り出せないし、家族が立替えて負担しなければいけなくなります。
遺産相続では返ってこない介護費用
もし、あなたに兄弟がいたら
遺産相続の際に、立替えていた介護費用を遺産から返してもらえるでしょうか。
良好な兄弟関係なら、遺産の分配も問題ないかもしれませんが
そうでなかった時は返ってこないことも想定しておきましょう。
また、立替えた介護費用はしっかりと証明できるように、領収書を残していたりしないと
生活費の援助の一部とみなされ遺産相続の際の相続税も立替えた分だけ免除されることはありません。
家族とお金の話しはしっかりしておこう
親が持っている財産の整理・管理は認知症になったり、亡くなる前にきちんと家族で話し合いましょう。
今は、銀行によって家族で管理できる口座が作れたり、代理人用のキャッシュカードが作れたりと
金融機関によって色々な制度があります。親が使っている銀行にどのような制度があるのかも確認しましょう。
家族信託を利用したり、成年後見制度を利用したする方法もありますが
専門家に依頼をしたり、年間の運用費用がかかる制度もありますので
まずは、手軽に始められる家族との話し合いがおすすめです。
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